地域通貨

。・? 北九州市の・オリオン・以外の3つの地域通貨
・ ? 1,・すまいる・八幡西区鷹見台地域、H16年8月、公園愛護ボランティア団体を母体にしたすまいる運営委員会によりエコマネータイプとしてスタート
・ ? 2,・ありがとうカード・小倉南区企救丘校区、H16年9月、エコマネータイプとしてスタート  購入費は、地域のシンボル「時計台」の建設費用に充当。
・ ? 3,・北九州市民環境パスポート・ ITを活用した地域通貨モデルシステムの実証実験(国の補助事業)、八幡東区東田地区及びその周辺地区、H16年12月〜17年1月、NPO法人里山を考える会に運営委託、1,127名(住基カード223名、オリジナルICカード904名)参加、清掃や資源回収などでポイントをため博物館などの入場料割引や地域商店街利用券などに交換可、H18年から全市展開予定。
。・? ・オリオン・について
。・? H16年度モデル事業
。・? 八幡西区折尾地区
・ ? 九州全体で4番目の駅乗降客のある繁華街で大学等の学校も多く学生のまちでもある。
・ ? 実施主体は「地域通貨オリオン委員会」で、若手商店主、大学教授、ボランティア等で構成されている。
・ ? エコマネー型と地域通貨型の2つの形態について2段階で流通実験を実施。
。・? 第1回流通実験(H16年5月〜6月)
・ ? エコマネータイプ  流通経路の確保と地域通貨への住民への理解の促進を図る。
。・? 第2回流通実験(H16年9月16日〜17年1月31日)
・ ? エコマネー機能プラス貨幣代替性を付与
・ ? 58店舗、約1050人参加  766,300円分の流通(1オリオン=100円)
。・? H17年度  事業開始(17年5月21日)
。・? 種類について
。・? エコマネー機能プラスした地域通貨
・ ? エコマネーと地域通貨の2面性をもつが、どちらに軸足をおいているという訳でなく半々と考えている。
・ ? 現状では流通の半分以上がイベントの際にうごくものである。
。・? 個人間の利用について
・ ? 単純に「できる」「やってほしい」の個人間のやりとりには、プライバシーの点など抵抗もあるのでコーディネーターが必要であったり、定期的に会員の交流会など開催しなじんでもらっている。
・ ? 1サービスについて何オリオンかというのは当人同士で決めてもらっている。
・ ? 「やってほしい」の要望では庭の草刈りや植木の選定などが多かった。
。・? 発行主体について
・ ? モデル事業の発行主体「地域通貨オリオン委員会」をNPO法人化した。
・ ? 現在の経費としては、通貨印刷に30万、パンフ作成に10万、人件費は全員無償なのでかかっていない。 ちなみに来年は法人市民税が8万ぐらいかかる。
。・? 国の特区認定について
・ ? 現行法では発行主体の基本財産1000万円なければ6ヶ月以上の地域通貨を発行することができない。
・ ? 通貨有効期限は特区を受けたことにより理論上は無期限でも可能だが、様子見もあり1年間とした。尚、使われなかったオリオンは委員会の利益になる。
。・? 会員について
。・? オリオン会員は自分のできること、してほしいことを登録し「オリオン」を使って積極的にできる範囲で協力したり、依頼をする。 
・ ? 会員数 個人49人 団体2
・ ? 参加者は若者のまちを反映してか学生が結構多いし、また学生の活躍を大いに望んでいる。
・ ? 地域のボランティア活動等に企業・商店、団体、個人などに地域通貨のスポンサーになってもらい貨幣の裏面に広告を掲載する。
。・? 賛助会員(協力商店)について
。・? 賛助会員の換金率を実験時の80%から90%に軽減したことで受け入れ商店数が増加し、また流通しやすくなった。
・ ? 現在は商店街170店舗中95店舗が参加している。
・ ? 様々な業種の店舗で利用できるので使い道の幅が広い。
・ ? 商店街では割引シールなど既存の施策があったが、この際にオリオンに切り替えてもらった。 経済振興の付随効果は充分あると考える。
。・? 紙幣について
・ ? 紙幣のデザインは郷土出身の松本零士氏の「銀河鉄道999」の漫画イメージを無償提供してもらった。
・ ? 通貨の種類は実験段階では3種類であったが、印刷等の経費面やわかりやすさを考慮して100オリオン(=100円)に統一した。
・ ? 偽造対策として、金字をいれたりナンバリングをしてある。
・ ? 他の自治体との違い
。・? 普及について
・ ? 地域通貨の先進自治体が、発行数の伸び悩み等であいついで撤退している。 
・ ? 誰でも1000オリオンを950円で購入することができ、50円のインセンティブがある。(9月末現在流通額 1,075,400オリオン)
・ ? 自治会や清掃活動、運動会など幅広い事業で活用してもらっている。 具体例としてイルミネーションの飾り付けや川の清掃ボランティア(300人ぐらい参加)などがある。


北九州マイスター

。・? 1,「モノづくり」の街、北九州の産業技術発展の歴史
・ ? 八幡製鉄所の創業以来100年にわたって日本の重工業の中心として近代工業発展の礎となってきたまちであり、産業技術と優れた人材が蓄積されている。
。・? 2,マイスター制度設立に至るまで
・ ? 製造業の空洞化、若者のモノづくり離れ、2007年問題、熟練技術者の後継者不足など様々な問題
・ ? 優れた技術者に光をあてて、まちの宝として次代に伝えたい。
・ ? モノづくりの街100年を記念して開催した北九州博覧会をきっかけに創設
。・? 3,北九州マイスター制度の特徴
・ ? 地域性から、工業系の製造業を中心に創設されており、川崎市の制度をひとるのモデルとした。
・ ? 募集は自薦、他薦問わずであるが、実際には会社の推薦がほとんどである。
・ ? 中小零細企業ではなかなか関心をもたない所もあり、また全国屈指のレベルを想定しているのでだんだん応募者や対象者が減ってきている。 
・ ? 選考委員会は現在12名で工業系大学の先生(4人)、企業(4人)、職業訓練等専門機関(4人)の構成になっている。
。・? 4,市内企業への波及効果
・ ? 社内マイスター制度を設立
・ ? これまで技能者の社内での立場はひくかったが、社内で表彰せれたり昇進したりという効果もでてきた。
。・? 5,北九州マイスター制度が評価されているわけ
・ ? 技能伝承活動を実施
・ ? マイスターの紹介ビデオを作成
・ ? ビデオ等を使い積極的にアピールしていることや、2007年問題が注目されているため取材も増えており、マスコミへの登場頻度は多い。
。・? 6,「モノづくりの遺伝子」を次世代につなぐ技術伝承活動
。・? 市内の中学校や工業系高校、大学等で、若者向けにモノづくりの大切さを伝える活動
・ ? ビデオ上映、講演、実演、サンプル展示等を組み合わせている。
・ ? 報酬については時間12000円+材料費
・ ? 子供たちの反応は大変好評で目を輝かせて「すごい」を連発する風景も見られる。
・ ? シンポジウム、イベント
。・? 7,マイスターの匠の技を伝授する「匠塾」
・ ? 中小企業の技術者にマイスターが直接指導する。
・ ? 受講生からは大変好評で、普段見られない「匠の技」の実演に新鮮な驚きをもっている。
・ ? 受講生同士の会社の枠を越えた交流もできる。
・ ? 春(5月)秋(11月)の年2回実施している。現在は溶接、旋盤など5種目であるが来年度以降種目を増やす予定である。
・ ? 自分の技術を他人に伝えることへの抵抗感はそれほどなく積極的に協力していただいている。
。・? 8,それぞれのマイスター語録
・ ? 技能を極めた人から、モノづくり、技能伝承、この街への想い、若者へのメッセージなど重みのある言葉を残してもらう。
。・? 9,北九州技の達人制度
・ ? マイスター制度は工業系の技術であるが、他部門の技能者(和裁、洋裁、調理、木工、貴金属細工など)を評価する制度として新たに創設した。技の達人は市内の第一人者のレベルである。